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平安の世に宮中で育まれ、能装束や武家女性の小袖を彩ってきた京都の伝統刺繍、京繍。絹糸や金銀糸を一針ずつ繍い重ねることで生まれる繊細な意匠は、単なる装飾を超えた「糸による絵画」とも称されます。
豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)ゆかりの寺、高台寺。秀吉とねね、二人の時代を彩った桃山の美意識は、蒔絵をはじめとする寺宝の数々に色濃く残されています。その美を受け継ぐ一つの装いとして、ねねゆかりの小袖の復元品が収められています。
明治より京都の文化財を守り伝えてきた京都国立博物館。染織や工芸に関する膨大な研究の蓄積は、一点の小袖の意匠から、その時代の文化までを読み解く確かな視点を与えてくれます。 ※画像内の小袖・装束はイメージ図です。当日の解説は別の史料になる可能性があります。
桃山時代、武家の女性たちの装いは、その時代の美意識を色濃く映していました。金糸や絹糸が生み出す刺繍の世界。小袖に施された意匠には、その時代のかたちが刻まれています。それは単なる装飾ではなく、当時を生きた女性たちの感性や美意識を今に伝えるものです。
刺繍や染織の技術は、武家社会全体の美意識を背景に、桃山という時代に大きな発展を遂げました。なかでも武家女性の装いは、小袖や打掛を舞台として、その意匠表現が最も豊かに結実した場でもあります。しかし、そうした女性たちの装いに宿る文化に、改めて目を向ける機会は決して多くありません。桃山文化への関心が高まりを見せる今、その美を武家女性の装いという視点から捉え直したいと考え、本ツアーを企画いたしました。
いまなお人を惹きつける桃山の美を、京繍の工房・博物館・北政所ゆかりの地をめぐりながらたどります。技を受け継ぐ作り手の言葉、意匠の背景を読み解く専門家の視点、そして美が育まれた場の空気。そのひとつひとつに触れながら、ひとつの時代に花開いた文化の奥行きを、心ゆくまでご堪能いただけます。
紅葉深まる秋の京都で、普段は立ち入ることのできない工房やゆかりの地をめぐる、一味違う文化探訪へ。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【開催日】
2026年10月27日(火) 日帰りツアー
【集 合】
9:30 京都駅 出発
【会 費】
45,000円(税込)
【定 員】
15名(最少催行人員10名・添乗員同行)
【内 容】
09:15 JR京都駅八条口アバンティ前バスプール ご集合
🌸長艸繍巧房(ながくさぬいこうぼう)
一般には公開していない工房に特別にお入りいただき、安土桃山期に花開いた都の刺繍文化を今に伝える京繍について、三代目よりその歴史・技法・小袖意匠の魅力をご解説いただきます。
(工房HP → https://www.nagakusa.info/ ※今回ご案内する工房とは場所が異なります)
🌸昼食:懐石 近又
お昼は、天明元年創業の老舗・近又にて季節の懐石を。京都の町中にありながら、静けさと品格をたたえた空間で、本ツアーにふさわしい上質なひとときをお過ごしいただきます。
(お店HP → https://www.kinmata.com/)
🌸京都国立博物館
館内講堂を貸し切り、本ツアーのためだけの特別な解説を。スクリーンに映し出される意匠を間近に見ながら、展示室では語られないその深層を、桃山期の染織美術史を専門とする研究員が読み解きます。
🌸高台寺
北政所ゆかりの茶室「湖月庵」にて、通常非公開の復元小袖を特別に拝見。呈茶とともに、桃山の女性文化の余韻を味わいます。
17:30 JR京都駅到着後、解散
※写真はイメージです
※アレルギーがある方は必ずご予約の際にお知らせください
※行程は貸し切りバスで移動いたします
※2026年6月末時点での行程です。変更の可能性がございますことをご了承ください
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予約サイトにて「残席なし」となっている場合でも、電話申込み受付枠が空いていることがございます。
キャンセル待ちのご希望も承りますのでお問合せください。
淡交社 文化事業部【京都】 電話:075-432-4090(受付時間:平日9:00〜17:00)